iPad危うし!? 高性能で猛追する最強のライバル登場か
2018年09月25日(火)
360.life編集部
360.life編集部/Test by 家電批評編集部
iPad危うし!? 高性能で猛追する最強のライバル登場か
iPadが席巻しているタブレット市場にファーウェイがガチンコで勝負を挑んできました。同等の価格設定に、iPadを凌駕する高性能。バチバチ火花が散ってますが、スペック上の性能だけでなく使い勝手やアプリの環境はどうなのか? 本気で検証してみました!
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  • 10インチAndroidならコレ!
    ハイスペックなMediaPad M5 Pro
ファーウェイ
MediaPad M5 Pro CMR-W19
実勢価格:5万490円
サイズ・重量:W約258.7×H約171.8×D約7.3mm・約500g 
ディスプレイ:約10.8インチ WQXGA (2560×1600) IPS 
CPU:HUAWEI Kirin 960 オクタコア 
(4 ×Cortex-A73@2.4 GHz+4×Cortex-A53@1.8 GHz)
メモリ:4GB 
ストレージ:64GB 
バッテリー:約7500mAh
iPadを超える基本スペックや、4096段階の筆圧検知機能付タッチペン、製品名からもiPadを意識していることがうかがえるこのタブレット。価格もiPad 第6世代 128GB + Apple Pencilより若干お安いので、タブレット市場の覇権争いが勃発! という感じがします。

▼スペックの比較結果は……
表で比べてみれば一目瞭然。ストレージ容量は64GBながら(iPad 第6世代は128GB)、スピーカーの数やディスプレイの解像度など、スペックだけならiPadを完全に超えてます。

「書く」以外にも使えるタッチペンが付属
4096段階の筆圧検知機能付タッチペン「HUAWEI M-Pen」が付属します。書くだけでなく、アプリの起動やスクリーンショットもこれ1本で。

iPad miniのライバルもラインナップ!
ファーウェイ:MediaPad M5:タブレット
ファーウェイ
MediaPad M5
実勢価格:3万9600円
サイズ・重量:W約124.8×H約212.6×D約7.3mm・約320g 
ディスプレイ:約8.4インチ, WQXGA (2560 x 1600), IPS 
CPU:HUAWEI Kirin 960 オクタコア 
(4 x Cortex-A73@2.4 GHz + 4 x Cortex-A53@1.8 GHz)
メモリ:RAM 4 GB / ROM 32 GB 
ストレージ:32GB 
バッテリー:約5100mAh
MediaPad M5シリーズには8インチモデルもラインナップ。こちらも前モデルからは性能アップがされているので、長期間アップデートのないiPad miniの代替タブレットとしてありかもしれません。
  • まずはタッチペンからチェック!
    書き心地や追従性はどうなのか?
まずは標準の手書きアプリでMediaPad M5 Proの「HUAWEI M-Pen」を試したところ、書き味もなめらかで筆圧や傾きもしっかり感知しました。細いペン先は狙ったところから書き始めやすく、消しゴムなどの機能も呼び出しやすいのでとても便利ですが、Apple Pencilと比べると、ビミョーに気になる点が…。

1つ目が追従性です。両機ともプリインストールされた手書きアプリで比較すると、MediaPad M5 Proでは素早いペンの動きに筆跡の遅れが発生。iPadもiPad Proに比べるとタイムラグが出るのですが、ここまでは目立ちません。筆跡の追従性ではiPadが一歩リードです。
次に差が出たのがアプリの問題。MediaPad M5 Proの標準アプリでは感知した筆圧や傾きが、アプリによっては制約がありそうです。有名アプリの「Photoshop Sketch」で比較してみたところ、MediaPad M5 Proは筆圧は感知しましたが、傾きは感知せず、線の太さは変わりませんでした。一方、iPadは傾きも筆圧もしっかり感知。こちらもiPadがリードする結果になりました。
  • ウィークポイントはコレで解消!
    グラフィック性能を大幅に強化
次は因縁のグラフィック性能対決です。以前にもサンロクマルではMediaPadシリーズを評価していますが、グラフィック性能は今ひとつ。とくに重めの3Dゲームでは動作性がネックとなって評価を落としていました。しかし今回の評価では……。

▼スペックの比較結果は……
CPU:Geekbench 4 マルチコアスコア
GPU:3DMark Ice Storm Unlimited
バッテリー:GFXBench バッテリーテスト3回の平均値
グラフィック性能がかなり進化! ネックだった3Dゲームでも動作がガタつくことがなくなめらかな動きになっています。

ただ残念なのは細部の表現。iPadには少し及びませんでした。しかし、CPUベンチではiPadを超え、ハイエンドスマホ「P10」と同じCPUの実力を発揮しています。一方バッテリーベンチでは、iPadに大きく水をあけられてしまいましたが、バッテリーは約7500mAhと十分容量があるので今後に期待です。
  • これはiPadよりいいかも!
    優れモノの純正キーボードですが…
iPadを選ばずiPad Proを選ぶ人は、純正キーボードが対応していることが理由の人もいます。MediaPad M5 Pro専用キーボードは、コネクタを接続すればすぐに使え、「PCモード」ではPCに近い操作性を実現して、その上カバーにもなるという優れモノ。

ただ残念なのは、グローバルモデルでは用意されているのに日本国内向けモデルでは販売が未定ということ…。ネットで海外から取り寄せるという手もありますが、動作面を考えるとすこしコワイ。結果としてサードパーティー製が選ぶハメになります。

▼MediaPad M5 Proで使えるサードパーティ製キーボードはこちら
IVSO
ワイヤレスキーボード
実勢価格:3150円
iPadに差を付けられるポイントなのですが、なんとも残念…。

ファーウェイさん! なぜ日本では販売できないのでしょうか?
  • 最後はアプリへの対応で比較!
    でもAndroid特有の問題が弱点に!
iPadにはタブレット向けのアプリが多数ありますが、アンドロイドはスマホと共通のUIが大半。コレが実はアンドロイドタブレットの弱点なんです。

ちなみに、iPadで表示したSNSのメッセージ画面がこちら。
これはいたって普通ですよね。縦画面、横画面でも最適化してくれています。

ところが同じ画面をMediaPad M5 Proで表示すると…。
横に間延びしたかなり見づらい表示に……。

グーグルが提供するアプリは最適化されるのですが、フェイスブックやメッセンジャーなどはスマホの画面が広く表示されるだけになってしまいます。

ちなみにNetflixなどの動画サービスでも、iPadでは以下のようにサムネイルが最適に表示されて見やすい画面。
しかしMediaPad M5 Proでは、以下のようにサムネイルが大きく表示され、見えるタイトル数が少なくなってしまいました。
10インチサイズのタブレットは横向きで使うことが多く、せめてメジャーなアプリではiPadのような最適化が必要です。iPadはさらに、昨年リリースしたiOS11でマルチタスクを強化しているので、アプリへの対応もiPadの勝ちといえるでしょう。
  • 潜在能力はアリ!
    ただし環境が整ってません
MediaPad M5 Proが、アンドロイドタブレットの大本命であることは間違いありません。タッチペンも悪くはないし、グラフィックも着実に進化しています。価格も十分にiPadに対抗できるのですが、アプリの環境はなんとも残念。
今後のAndroidタブレットの発展に期待したいですね! よろしくお願いします、ファーウェイさん!

360.life(サンロクマルドットライフ)は、テストするモノ誌『MONOQLO』、『LDK』、『家電批評』から誕生したテストする買い物ガイドです。広告ではない、ガチでテストした情報を毎日お届けしています。

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